【オーストラリア横断日記】
2001年 3月3日(土)曇り・霧・晴れ
Rosedale(まで14kmの地点)~Sale~Perry Bridge
Day57
ステージ距離:75.2km/総距離:3783.7km タイム6:54:44
5位
昨日までのトータル・リザルトをもらった。現在3位、4位のDusanとは5時間52分の差。
本日のステージで20分詰め寄られて、約5時間30分差。今日くらいの走りができれば十分守れる。
今朝も靄の中のスタート。ロングスリーブにバレオベルト着けて、昨日と同じスタイルで走り出す。
腰をかばいつつ、短いストライドで慎重に進む。そんなでも、さらに後方を走るランナーがいた。
明るくなる頃には、ジョグペースの走りができるようになり、昨日同様ちょっとずつペースを上げて行く。
何回か曲がり角を過ごし、路面の矢印と、カビーカ、ジョン、ブライアン達の指示を頼りに走る。
彼らは、他のランナーのサポートクルーではあるが、大会全体のスタッフ兼任といったところか。
由紀さんは、コースナビに関してはミスをすることがあり、他のスタッフがいてくれると頼りになる。
今朝のスタート地点行きも、道がわからなかったが、偶然見つけた他のチームの車に付いて行った。
レースは、Mihaly、Mickを抜いた後、トイレストップ。その間に2人に抜き返され、しばらく先行された。
でも、再び抜き返して5位でフィニッシュ。Perry Bridgeの標識がゴール地点。
コース途中にかなり古い橋があり、信号で片側通行になっていたが、おそらく重量制限のためだろう。
ゴール後、蚊がやたら多いのですぐに宿に移動する。
Saleにフリーの宿が確保されているが、オープンが18時なので、Stratfordの町のMotelに部屋をとった。
由紀さんはフリーの宿へ行くということで、シングル1部屋。
そのMotelでの出来事。
チェックインを済ませ、部屋の前に車を移動させようとバックした時に、Motel入り口の鉄柱に激突。リアウインドウのガラス全壊!
不幸中の幸いに、運転していた由紀さんに怪我はなかった。が、精神的ダメージは大きく泣くばかり。
僕も大人げなく、その時はイラっとしてムカついていた。(今思うと、慰めの言葉もかけられず、申し訳ない)
2人では手に負えない事件。(保険のことなど、自分たちの英語力では不安だった)
ブライアン(Mickのクルー)に連絡したら、丁度Saleへ向かう途中だったらしく、すぐに来てくれた。
Mickとブライアンの2人に手伝ってもらい、まず飛び散ったガラスの破片を集める。
同時にThrifty(レンタカー会社)のオフィスに電話してもらった。
Melbourneの営業所での車交換という話だったが、それより近くのSaleにもオフィスがあったので、そこへ行って車を交換。Saleの営業所には同じタイプのバンはなくて、4ドアのセダンを借りる。車がコンパクトになった分、荷物を減らして積み込む。車に関しては、コンパクトになっても特に問題なし。
由紀さんはずっと泣きっぱなし。
Mickとブライアンには助けられた。感謝しつつ一緒にディナー。
今日もカレンに診てもらった。
ここにきて右脚にシンスプリント発生。(これが疲労骨折だとは、この時は思ってもいなかった)
いろいろやっていたら22時になった。
<続く>