sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#219 レースアクロスアメリカへの道筋-2

<レースアクロスアメリカへの道筋-1>からの続き

道筋-2

「ロードレースの走法」まだ持っていた!

ロードレースの走法

ロードレースの走法

 この本は、自転車のプロショップ「ベロウ」で買ったような気がする。

 ヨーロッパのプロロードレーサーになるために、手掛かりを探していた。何でプロにこだわったかというと、そればっかりずっとやっていられると単純に考えていたから。当時日本のロードマンでは、宮田自転車所属の森幸春選手が有名で、それでもプロではなかったし、日本だとプロになるにはピストの競輪選手しかなかった。ピストじゃなくて、長い距離を乗りたかった。ヨーロッパしかなかった。エディ・メルクス(飛躍し過ぎ)のように。エディ・メルクス選手、ベルギー人で、「人食い人種ハンニバル」があだ名。冬場にトラックで6日間レースとか、アワーレコードとか、オールマイティに強かった。

 

 高校受験も学力とか偏差値が基準じゃなかった。その高校に自転車競技部があるかどうかで受験した。その第一候補の法政二高に合格して入学金まで収めた。ここでもう一つの選択肢、自転車に関わる仕事としてメカニックになることも考えていた。自転車競技に関わりつつ海外へ行くのも良いな、くらいな感じで。メカニックの技術向上のため工業高校へ進学という道。これは東京工業大学付属高校という一択、相当難しいから受からないだろうと思っていたし、実際の試験問題(特に数学)は時間足りないし、難しいし、まず合格はないだろうと思っていた。それが、なぜか補欠で合格。結局こっちに入学することになった。ここには自転車競技部は無いが、自転車のトレーニングの一環として、陸上部に入った。水泳部とどっちにするか迷ったが、水泳の練習には馴染みがなく、陸上のほうがとっつきやすいということで。(既にトライアスロンへの暗示ではあった。)

 高校の部活は厳しいものを想像していたが、この学校の部活はかなり緩く、しかも人数が少なくて、2年生になったらいきなり部長になってしまった。それを良いことに、自分の欲しいトレーニング資材を予算要求したり、トレーニングメニューも全て自分で考えたり、好きにやることができた。先輩後輩の関係性がとても希薄な高校時代の部活動を経験した。

<続く>

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櫻井要のオーストラリア横断日記