sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#158 トランスオーストラリアフットレース:Day30

【オーストラリア横断日記】

 

2001年 2月4日(日) 曇り 

Penong〜Ceduna

Day30 

No competition 69km/1996.2km(2月2日の分 3km含む)

 

バーニータイムから現地時間へ、時計を1時間進める。

 

Penongから3km、Bryan Smithが倒れたところから、再スタート。

道路脇に十字架供え、スタート前に黙祷。

思い出すと、悲しみが込み上げてくる。

特に、Bernie始めとするオーストラリア勢は辛そう。

レース再開・スタート前に黙祷

レース再開・スタート前に黙祷

 

僕は、もう泣くことはない。

Bryanの肉体は消えても魂は消えたわけじゃない。

心の中に生き続けている。

当然、寂しさはあるが。

ここにいる15人のランナー共々、最後まで走り抜き、喪失感を乗り越えねば。

 

No competitionで、ゆっくり走る。

気持ちが全然乗らないし、脚がいつになく重いし、おまけに強い風が前と横から吹きつける。なかなか距離が減らず、苦しかった。

 

途中、Mickのサポートカーがパンクしてしまい、由紀さんがその手助けをしていたために、エイドのタイミングが遅れる。毎日何かとアクシデントが起こるな。

 

C32(Cedunaまで32km)でBig Georgeと並び、一緒に走る。

1km6分より少しだけ速いくらいのペース。

強風続く中、海が見えてきて、ようやくCedunaの町の入り口へとたどり着いた。

 

昨日行ったオイスターバーの所が、今日のフィニッシュ。

 

参考タイム6:45。

 

そのまま車に乗り込み、キャラバンパークへ戻る。

こうしてレースは再開された。

明日も7時のスタート。

 

昨日と同じホテルのレストランで晩ごはん、フィッシュフライとサラダバー。

 

嵐のような天気は、夕方になっても変わらず治まらない。

 

日曜日ということで、町中のお店はほぼ閉まっていた。

 

<続く>

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櫻井要のオーストラリア横断日記