【オーストラリア横断日記】
2001年 2月4日(日) 曇り
Penong〜Ceduna
Day30
No competition 69km/1996.2km(2月2日の分 3km含む)
バーニータイムから現地時間へ、時計を1時間進める。
Penongから3km、Bryan Smithが倒れたところから、再スタート。
道路脇に十字架供え、スタート前に黙祷。
思い出すと、悲しみが込み上げてくる。
特に、Bernie始めとするオーストラリア勢は辛そう。
僕は、もう泣くことはない。
Bryanの肉体は消えても魂は消えたわけじゃない。
心の中に生き続けている。
当然、寂しさはあるが。
ここにいる15人のランナー共々、最後まで走り抜き、喪失感を乗り越えねば。
No competitionで、ゆっくり走る。
気持ちが全然乗らないし、脚がいつになく重いし、おまけに強い風が前と横から吹きつける。なかなか距離が減らず、苦しかった。
途中、Mickのサポートカーがパンクしてしまい、由紀さんがその手助けをしていたために、エイドのタイミングが遅れる。毎日何かとアクシデントが起こるな。
C32(Cedunaまで32km)でBig Georgeと並び、一緒に走る。
1km6分より少しだけ速いくらいのペース。
強風続く中、海が見えてきて、ようやくCedunaの町の入り口へとたどり着いた。
昨日行ったオイスターバーの所が、今日のフィニッシュ。
参考タイム6:45。
そのまま車に乗り込み、キャラバンパークへ戻る。
こうしてレースは再開された。
明日も7時のスタート。
昨日と同じホテルのレストランで晩ごはん、フィッシュフライとサラダバー。
嵐のような天気は、夕方になっても変わらず治まらない。
日曜日ということで、町中のお店はほぼ閉まっていた。
<続く>