【オーストラリア横断日記】
2001年 2月13日(火) 曇り
Melrose〜George Town
Day39
ステージ距離:66.9km/総距離:2592.8km タイム5:39:11
[3位]
Melrose〜MurrayTown〜Wirrabara〜Laura〜Gladstone〜GeorgeTown
本日のルート。
夜中に雷轟く土砂降りの雨。それも明け方には上がり、星が見えてきた。
スタート6時、少し肌寒さを感じるが、走るのには丁度良い。
小さな町をいくつか通り抜けて行く67kmのルート。
メインルートは何号線だかわからないが、大型の長距離輸送のロードトレインを見かけないので、幹線道路ではないみたい。
牧場と穀倉地帯の入り混じる農村地域、丘陵が広がる。
途中、馬を引いている人がいた。
いくつか丘はあったものの、ほぼフラット、平坦なコース。
時に、激しい向い風に苦労したが。
走り始めは、ウォームアップ感覚でゆっくりと。
でも他のランナー達は最初から速いペースで走り始める。
その感覚のズレに、毎日驚かされる。
僕は10km過ぎくらいから徐々にペースを上げて行くのが常。
今日は7km地点でトイレストップ、直後にBobby Brownに抜かれた。
20km、30kmと走るうちに本来の自分のペース・走りになり、
まずWolfgangをかわす。
一度リズムに乗ってしまうと、ペースを崩すことなく走れるようになり、
前を走るDusan、Andreiとの差を縮めて行く。
52km辺りで3人のパック(DusanとAndreiと僕と)になり、しばらく並走が続く。
Gladstoneの町を通過する辺りから、Dusanが遅れだした。Andreiと2人で走る。
今日こそは、ラスト勝負で勝ってやろうと、タイミングを計りつつ。
が、残り1kmで逆に離された。
この力の差は、なんともならない。
ここ5日間のステージで、30km以降のペースは、
いずれも1km5分を切っているので、自分なりには感触は良いが、
相対的な力関係は、すぐにどうなるものでもない。
終日曇り空のうえ、一時雨がぱらついた。
ゴール地点、George Townのホテルに泊まる。シャワー・トイレは共同。
涼しくなり、窓を開けておくだけで心地良い。
Dusanの手の怪我に、抗生剤の軟膏あげた。
久しぶりに、昼寝で爆睡。
ディナーは、Reef&Beef(1ポンド超えの牛ステーキにエビ・チーズ・ネギのソースがかけてある)をメインに、ガーリックブレッド・サラダバー・赤ワイン。デザートはチョコレートケーキ。これで$18.5。
今日はDusanの誕生日。ワイン飲みつつ、一緒にディナーでお祝い。
レストランには2時間ほどいた。メンバーは、Dusan親子と、Mick、そのサポートクルーのBrian、そして自分たちの6人で。だいたいこのメンバーでディナーになることが、多い。DusanとBrianが主に話していて、あとは聞き役。
ゴール後は栄養補給。たいていビール飲みながら。
明日は63kmのステージ。
ゴールのClareにはワイナリーがあるそうで、今から楽しみ。
今日のホテル、レストラン共に良かった。
泊まるところには、必ずPubが併設、どうしても一杯飲んじゃう。一仕事終えた後の一杯は、美味しい!
<続く>