【オーストラリア横断日記】
2001年 1月31日(水) 晴れ
HWY Stop〜Nundroo
Day26
ステージ距離:73.5km/総距離:1846.6km タイム6:27:09
[4位]
「How do you say in English?」
Davidに教わった英語、今日のフレーズ。中学生レベル。
朝70kmのドライブ中、カンガルーを撥ねた。
居眠りしていたら、突然ガツンとなんか車にぶつかって、脇に転がっていった。
寝ぼけていたので、「ディンゴ?」って由紀さんに聞いたら「カンガルーみたい」と。
車にカンガルーバー(撥ねた時のダメージ軽減のプロテクター)は付いていたが、バンパーが少し凹んでいた。
ウォンバットらしき動物が、道の脇にうごめいているのも発見。
野生動物のテリトリー。
満天の星の下、一日が始まる。
Dusanだけが先行、他のランナーはゆっくりの入り。
いきなりの上り坂で、必然的にゆっくりペース。
うっすら明るくなりかけの6km過ぎ、トイレストップ。
ドイツのWolfgangに抜かれた。
沢山の丘、上り下りの繰り返し。
特にYalataまでの前半20km区間は、勾配のきつい坂があり疲弊する。
Yalataロードハウスを過ぎて左へと続く道に、
「No Alcohol」の看板もあった。
一般人の立ち入りには、許可がいるみたい。
Yalataから、N47、N42・・・・
Nudrooまで5kmおきのキロポストを見て走る。
スタート前、70kmのステージと言っていたが、計算上73kmはある(実際は73.5kmだった)。
昨日が速いペースだったので、その疲れが残っていて、あまりペースが上がらず。
前を行くDusanとの差は広がる一方だし、後ろからはWolfgangとMickに追われて苦しかった。
右くるぶしの上の筋は痛むし、頭の中は「早く終わって欲しいなあ」という思いばかり。
気持ちの落ちているところで、Wolfgangに抜かれてしまった。
ペースは1km5分18秒〜24秒くらいだから、そんなに遅いわけではない。
彼の調子が良かったということで、全く付けず、どんどん離される。
N17辺りで少し走りのリズムが良くなり、N12のところでさっき抜いていったWolfgangに追いついた。
逆に抜き返しスイッチオン、スピードに乗ってしまい、N7、N2そしてフィニッシュ。どうにか4位死守。
後半、数日ぶりに暑さが戻ってきた。
明日、Cedunaの最高気温41℃の予報。
Nundrooのモーテル泊。
水道蛇口から出る水は塩分を含んでいて、石鹸の泡立ちが悪い。
今までは軟水だったのが、ここでは硬水。
しばらくいなかった蝿が、また多くなってきた。
晩ごはん、ラム肉のステーキ。
ミディアムレアで頼んだのに、ウェルダン。ちょっと焼き過ぎ、残念な仕上がり。
ここのところ料理の外れが続く。
1月の最終日。明日から2月。
DavidがCeduna以降の宿の予約もしてくれた。
<続く>