sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#135 トランスオーストラリアフットレース:Day7

【オーストラリア横断日記】

オーストラリア横断マラソン:ある一日の夕食風景

オーストラリア横断マラソン:ある一日の夕食風景

 

2001年 1月12日(金) 晴れ 

Southern Cross〜HWY Stop

Day7 ステージ距離:48km/総距離:424.6km タイム4:45

 

今日は初の100kmのステージ、いつもより1時間早い4時スタート。

 

まだ真っ暗な中、妙に暖かい。

 

スタート前に、ガソリンスタンドへ氷を買いに行った由紀さんの情報によると、Southern Crossの町から60kmくらい先で山火事が発生し、まだ燃えているらしいとのこと。

しかし、大会主催のBernieからは何の説明も無く、いつも通りにスタートの合図がなされた。

 

周りが暗いと、ペースがつかみづらい。

今日も、昨日同様のイーブンペースを心がける。

ロシアの2人と、ハンガリーの1人が逃げたようだが、追う気はない。

 

このところ、走り始めの腹具合が良いというか、はたまた悪いというか、すぐにトイレに行きたくなる。

が、2時間たつまでは、だましだまし走った。

昨日も同じ感じだったから、事前にウェストポーチにトイレットペーパーを入れておいた。

で、ちょうど2時間後、脇にそれてトイレストップ。

 

すばやく戻り、走りだす。

 

暑さが一段と激しくなり、ところどころ路面のアスファルトが溶けている。

午前中でこんなだと、先が思いやられる。

 

40km付近でDusanと並び、横に付く。

それまで、ずーっと視界の中にいたが、ペースアップして追いついたのではなく、自然に並走状態になった。

 

前方に、山火事の煙が見えていたが、「燃えてるな」くらいにしか考えていなかった。

 

ところが、48kmまで来ると、道路脇すぐのところに、炎が、明らかに見えだした。

Dusanは、「May be road close!」

と言って走ってたが、本当に「Close」閉鎖されてしまった。

 

巡回中のポリスに、Yellowdineのガソリンスタンド(ここではロードハウスっていう)へ戻るように言われ、車に乗り戻る。

 

ここからが長かった。

ガソリンスタンド内のカフェレストランで待機、16時まで足止めくらう。

 

主催スタッフからの説明不足もあり、状況は不明。

自然災害は予測不能

そんな中、ガソリンスタンド横のプールに入ったり、成り行きに任せて時間つぶし。

Aussie式のカプチーノ(ちょっと薄い)飲んだり。

 

結局、Southern Cross(今日のスタート地点)へ戻って宿泊。

(Palace Hotelに)77ドルの部屋を、ハンガリーのIstevan達とシェアした。

階下のバーでピザの夕食。

 

昨日の水浸し事件、

今日の山火事、

まだ1週間しかたっていないのに、この先どうなることやら。

何よりも、大会主催者の対応ぶりに、ランナー達は怒っている。

 

今日中断した分、明日に持ち越し。

明日のステージで100km(正式には98km)走ることに決まる。

 

今日先行した3人の選手は、明日48kmのステージだそう。

彼らは道路閉鎖される前に、通過してしまったので。

トランスオーストラリアフットレースチームは一時分断です。

 

ランナーの対応に、2通りあり。

オフィシャルの指示を無視して、残る区間走りだした地元オーストラリア勢と、

あくまでもオフィシャルに従う、Dusanはじめとするヨーロッパ勢と。

Japaneseは後者です。

<続く>

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櫻井要のオーストラリア横断日記