【オーストラリア横断日記】
2001年 1月10日(水) 晴れ
Merredin〜Highway Stop
Day5 ステージ距離:42km/総距離309.6km タイム3:07:41
朝けっこう涼しく、長袖着て待機するランナーがいた。
突然の距離変更、65km→42kmに。
みんな「今日はスプリントだ!」と笑っていた。
だいたい5時にスタートできた。
5日目にして、ようやく主催者側の態勢も整ってきたみたい。
42kmということで、最初から飛ばして行くランナーもいたが、いつも通り入りはゆっくり自重する。
といいつつも、1km過ぎからペースを上げてしまった。
3km15:10くらい。
そのあと1km5分切るペースを維持。
前に何人行ったか、よくわからなかったが、
昨日同様まずチェコのJaraslov Kocourekと並び、すぐに先行する。
彼は膝の故障のため、このステージの10km地点でリタイアした。
すぐ前にスロベニアのDusanがいて、追いつき並走。
昨年(2000年8月)、アメリカ・カリフォルニア州のBadwaterウルトラマラソン(135マイル)で、デッドヒートした選手。その時は、彼が2位、僕が3位。
1位は、今回のオーストラリア横断マラソンで、常にトップゴールしているロシアのAnatoliy Kruglikov。現時点でのウルトラマラソン界のトップクラスが、このレースに集結している。そんな中に混じって日本から唯1人出場、日本代表の気持ちで走らないともったいない。
追いつき並走した時のスロベニアン・Dusanは、(おそらく)自分のペースをコントロールしているのだろう、競うことなく、後方に下がっていった。
さらに前に、昨日最後まで追いつけなかったロシアのAndrei Derxen発見。
今日はとにかく追いついた。
並走したり、前後したりしつつ、残りは11km。彼のペースにくっついて行く。
一度離されかけたが、ねばって追いつき、逆に追い越して突き離し、足音がずっと聞こえていたが、最後は100mほど先着できた。
今日は、ゴールラインが引いてあった。BPガスの前。
泊りは、Westoniaという集落の宿泊施設。
1部屋4人で、オーストラリアのMick達と相部屋。
キッチン、シャワー完備、ベッドも有り。
主催者側が準備した中では、これまでのベストシチュエーション!
エアコンも効いてて快適。
到着が、まだ午前中だったので
軽くサンドウィッチを食べて2時間くらい昼寝。
近所のモーテル(簡易宿泊所みたいな)の1階バーで生ビール、ジョッキでもらい飲み干した。
左足土踏まずが少し張っている。
大会全体のサポートをしていた、カリフォルニアから来てた2人が帰って行った。
うち、一人は昨年のAC100(エンジェルスクレスト 100マイルのトレイルランレース)で10位になったと言っていた。
そのレースの優勝者トム・ニールセンとは友達らしい。
(ちなみにその時のAC100、僕は惜しくも2位、トム・ニールセンと競った。)
また、スロベニアのDusanをサポートしていたPeterも、今日で一旦レースを離れる。
だんだんスタッフが減っていく。
昨日に続き、今日も16時過ぎに夕立、サンダーストーム(雷雨)、2時間以上降り続いた。
5日目にして、ようやくストレッチができるような体になった。
つまり、正常に筋肉が働く感じになったってこと。
<続く>