sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#164 トランスオーストラリアフットレース:Day35

【オーストラリア横断日記】

 

2001年 2月9日(金) 曇り 

HWY Stop〜(via Kimba) HWY Stop

Day35 

ステージ距離:41.5km/総距離:2329.3km タイム3:19:02

[3位]

 

今日も距離変更、41.5kmのショートステージ。

走り始めから、自分なりにハイペースのつもりでいったが、

ロシアの2人とDusanには置いていかれた。

10kmを52分、入りとしては良いペース。

 

曇り空、昨日まで続いていた暑さはない。

Kimbaの町で約半分の20km。

鉄道の踏切を越えると、「Across Australia Half-Way」の看板、その前を通過。

Kimbaの看板・Andreiと一緒に

Kimbaの看板・Andreiと一緒に

Jhonから「Kaname, Through half-way point!」と声をかけられる。

ステージ終了後、Andreiと一緒にここで写真撮影。

変なオウムの巨大ハリボテが設置されていた。

それを見てAndreiは「チキン!」と言っていた。

 

あと20kmも走れば終わりと思うと、自然にペースが上がる。

先行しているランナーは誰も見えない中、1km5分丁度のペースを維持。

3時間半を目標タイムに設定。

 

一歩一歩に魂込めて、二度とないこの一歩に集中する。

(総距離2000kmを越えた辺りから、この集中する感覚が研ぎ澄まされた気がする)

起伏のある牧場地帯を走り抜ける。羊の群れ。

下り坂も躊躇せず、ぶっ飛んでいく。

 

そんな集中した走りをしているうちに、前を走るDusanの後ろ姿を視界に捉える。

かなり遠いが、少しでも差をつめたい。さらにペースを上げて、追う。

残り7km、だいぶDusanが近づいている。

が、そこで気を抜いて、先日のように捕らえ切れずに終わると悔しいので、

一気に追い付くべく、気を込めて駆ける。

で、まず後ろに付くと気配を察して、彼もペースアップ。

一呼吸置いて、抜き去る。彼も負けじと抜き返す。

デッドヒート、白熱。

ゆるい上り坂にさしかかるところで、再度抜き去り、

ここはさらにスピードを上げて、坂を駆け上がった。

すると、前方にAndreiが。目標を切り替え、Andreiを追う。

坂を登りきって、残り1km。めいっぱい走ったが、僅かにAndreiに届かず。

でも、久々にDusanに勝てて満足。

 

9時半にはレースが終わり、Kimbaのホテルに戻った。

午後3時から、床屋さんの予約。こちらでは予約前提みたい。

Cedunaの床屋さんでも「予約しているか?」と聞かれた。

 

町をぶらつく。

カフェラテとビスコンティでくつろぐ。

インスタントコーヒーが続いていたので、たまにドリップしたのを飲むと幸せ。

床屋(一応ヘアーサロン)$12、バリカン(クリッパーと言っていた)とハサミで刈るだけ。15分で終了。

Kimbaの床屋さん前で

Kimbaの床屋さん前で

 

ホテルのレストラン・バーは大賑わい。週末金曜日だからか。

この町にこんなに人が住んでいたのかというくらい、大盛況。

シュニッツェル・キルパトリック(シュニッツェルは肉を叩いて薄く引き延ばし、衣をつけて揚げたもの:ドイツ料理らしい:この日は牛肉のシュニッツェル。キルパトリックは、上にかけるソース:ウスターソースみたいの)を注文。飲み物はアップルタイザー。

食後にバーでピニャコラーダを一杯。

ドイツのHelmutとKarl-Heinzの2人と話す機会に恵まれた。

マグネシウムの発泡剤を水に溶かして飲んでいた。

 

銀行でトラベラーズチェックを現金に交換、$200分、手数料は無かった。

 

<続く>

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櫻井要のオーストラリア横断日記