レースアクロスアメリカは、個人タイムトライアルレースなので、他のライダーと一緒に走ることは、スタート直後のほんの数時間くらい、スタートしてから数日経つと、ほぼ一人旅。
この写真のように、3人並ぶことは、とても稀なこと。先頭は私・櫻井。すぐ後ろでDHポジションをとっているのが、レジェンド・ロブ・キッシュ。この写真では見えませんが、ロブ・キッシュのすぐ後ろに、この年優勝したダニー・チューがいます。
ダニーは、今から数年前に自転車で事故を起こし、下半身麻痺になりました。
そのダニーのリハビリ映像を見て、彼はリハビリにハンドサイクルを使っていました。
どこまでも自転車が好きな彼の映像に刺激を受け、RAAMへの復帰を決めました!
ハンドサイクルでも自転車に乗るダニー、一方私にはまだまだ使える脚がある。これを使わずして、枯れて行っていいのか?と問われているように感じたのです。