「ウサギと亀」の話。脚の速いウサギが先にゴールすれば良いものを、余裕かまして途中で昼寝している間に、亀に抜かれて負けてしまう。この話の教訓は、何だろう?
ゆっくりでも、マイペースでも良いので、休むことなく「やり続ける」ことが大事、ということなのか。あるいは、途中でさぼるのは、良くないと言いたいのか。
レースアクロスアメリカ:RAAMのように、睡眠時間・休憩時間・食事の時間までレースタイムに含まれる場合、ウサギと亀、両方の要素が必要です。
「ウサギのスピードと亀の忍耐力」
スピードを落とさずに、いかに長く自転車に乗り続けるか、しかも寝ないで。
レースアクロスアメリカの走行パターンをイメージすると、↓こんな感じです↓
スタートしてから3日目(カリフォルニア州・アリゾナ州・コロラド州前半)くらいまでは、平均速度27km/hをターゲットに、睡眠時間1日90分の仮眠のみ。中盤にかけて(コロラド州の高地)、睡眠時間3時間の日を入れてリフレッシュ(標高の高い地域は、それだけで疲労度が上がる)。中間点、風の強い地域・竜巻の発生するようなオクラホマ州を眠気と戦いつつしのいで、ジェットコースター状のアップダウンが続くアーカンソー州、南部特有のジメジメした蒸し暑さの中、そして綿花・タバコの畑が連なる中、ミシシッピ河へ。ミシシッピ河を渡ってからが「本当のレーススタート」。テネシー州メンフィス、レースアクロスアメリカ中、最大の都会(通勤時間に当たると交通量が凄いので夜中に抜けるのがベスト)。その先にアパラチア山脈の一部の激坂があり、最後ジョージア州のサバンナでゴール。サバンナの街中は、路面電車の軌跡?線路跡があり、溝にはまらないようバイクコントロール。首痛で頭が上がらない状況(頭を支えるのが困難)での最後の試練。そんなレースに再チャレンジするのは、「亀」の忍耐力の成せる技かな。
写真は、うちの「ぽんた」と「ミカエル」です。仲良し?お友達?