【オーストラリア横断日記】
2001年 1月19日(金) 雨と晴れ
HWY Stop〜HWY Stop
Day14
ステージ距離:81.0km/総距離:974.8km タイム6:59:44
[1位]
昨日の夕方から雨になり、夜中に一時止んだものの、朝スタート地点へ向かう途中から、再びポツリポツリと降り出した。
2時半にロードハウスを出て、91kmのドライブ中に仮眠。
1時間ちょっとで到着。
まだ大会スタッフは来ていなくて、はっきりしたスタート地点がわからず、一度通り過ぎてしまった。
昨日キャンプサイトに泊まった人達は、氷切れと暑さとで、今日のステージにかなり影響出ている様子。
4時丁度のスタート予定だったが、15分遅れる。
そんな些細なことが、少しでも寝ていたいランナーの怒りを誘う。
「スタート時間遅らせるな!」の声、Dusanとドイツチームから。
レースは蒸し暑い中進み、すぐに汗で靴の中までぐちゃぐちゃになる。
気温は昨日程高く感じないが、とにかく湿度が高い。
その高湿度のせいか、氷が無いためなのか、飛び出すランナーは誰もいない。
Dusanが7kmくらいまで先頭を引っ張っていたが、そこから先、僕がトップになった。
特にいつもよりペースを上げたわけではないのに、誰も付いて来ない。
昨日100km走ったから、自重しているのだろうか?
それか、この蒸し暑さに参っているのか?
いろいろ考えながら、ひたすら同じペースを守って走る。
31kmまでは、3.5km毎に給水、その後3km毎に変える。
50km以降は2.5km毎まで短縮。
右脚腿裏が痛むが、リズムをとって出来るだけダメージの無い走りを心がける。
どこまで先頭で行けるか。
60km過ぎ、70km過ぎ、まだ誰も追い上げて来ない。
75.5km大会関係者の車が来た。それを、「ついにロシアのランナーが追いついて来たか」と勘違いして、一瞬がっくり。
その車は、オフィシャルの車であった。フィニッシュ地点まで残り4kmということを、わざわざ知らせにきてくれた。
後続は5km離れているらしい。
これで、ホッと一安心。ペースは最後まで変えずに。
初のステージ1位!
普段走っている環境が、ここより断然蒸し暑い名古屋なので、そのおかげかな。
N180(Norsemanから180km)のキロポストが、今日のゴール。
湿度の高さに疲れた。
昨日同様、Balladoniaのモーテルに泊る。
今日走った分の81kmを差し引いて、残り10kmのショートドライブ。
シャワーを浴び、アイシング。昼寝してひと心地ついた。
右脚の腿裏と足の甲に少し痛みがあり、明日以降に引きずらないことを祈る。
<続く>