以前、小浜島でのサトウキビ刈りのことを書きましたが、その時に南大東島でキビ刈りすることも考えていました。ですが、南大東島へ行くには船便しか選択肢の無かった当時(飛行機でも行けますが、お金がかかるから)、沖縄本島からちょっと遠いところにある大東島は、パスしました。後に、ここでサトウキビ刈りをしていたサイクリストに会って、いろんな話を聞きました。その人は、「請負」でキビ刈りしていたそうです。つまり砂糖きび畑一つ(1反とか)いくらでやるか事前に契約するやり方です。慣れていれば、面積当たりの日数計算ができますが、さすがに新規でそれをやるのは難しい。日当いくらの「日雇い契約」が無難でした。そんな南大東島、台風の通り道と砂糖きびで知られているところに、ラム酒の工場があることを最近知りました。
それが「コルコル」写真のものは、アルコール度数40度。氷を入れて炭酸割りにすると、甘い香りが広がります。沖縄というと泡盛ですが、このラム酒は泡盛に負けず劣らず、口当たりが良いです。
ラム酒で連想するのは、小説「宝島」に出てくる船乗り達が飲んでいる光景です。
ラム酒の流れに乗って、「キャプテン・モルガン」のことも思い出しました。まだ東京に住んでいた頃、渋谷区スポーツセンターのライフガード(プールの監視員)仲間と連れ立って、六本木に飲みに行くことがありました。あまりきれいとは言えないようなバー(ようは大衆向け)で飲んだラム酒が、このスパイスドラム↓↓
これをロックで飲んだ時、お酒(スピリッツ系)を「飲む」から香りとその余韻を「楽しむ」に少し変化しました。一つ大人の階段を上った感じ。それまでは、ぐびぐび飲むのがお酒の飲み方だったから。このスパイスドラム、価格は廉価で、ラベルが海賊船の船長、正しく船乗りのスピリッツと感じます。