sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#201 セオドア・ルーズベルト

これまでのレース結果とか、切り抜き新聞記事・掲載雑誌などなど、過去資料の整理をしつつ、不要なものの処分をしていたら、トランスオーストラリアフットレース中の応援メッセージコピーが出てきた。今ほど通信ネットワークが十分ではなかった頃(2001年)、パソコンから送られてきたメールメッセージは、リアルタイムで目を通すことなく、数日遅れでプリントアウトした紙を渡されて、初めて読むことになった。

 

そのうちの一つに、セオドア・ルーズベルト(第26代アメリカ合衆国大統領)のスピーチを引用したのがあったので紹介します。Jay Andersonさんからのメッセージです。

トランスオーストラリアフットレース:メールコメント

トランスオーストラリアフットレース:メールコメント

文面の下半分がルーズベルトのスピーチ。1910年4月23日、パリのソルボンヌ大学での講演。調べたら「アリーナの男」で訳文もありました。

TechCrunch: “The Man In The Arena” by  Michael Arrington: 12 October 2007
TechCrunch Japanese: “アリーナの男“: 13 October 2007

批判はどうでもよい。つまり人がどれだけ強く躓いたか、行動力のある辣腕の人にやらせたらどこがもっとうまくできたか、粗探しはどうでもよい。名誉はすべて、実際にアリーナに立つ男にある。その顔は汗と埃、血にまみれている。勇敢に戦い、失敗し、何度も何度もあと一歩で届かないことの繰り返しだ。そんな男の手に名誉はある。なぜなら失敗と弱点のないところに努力はないからだ。ところが常に完璧を目指して現場で戦う人、偉大な熱狂を知る人、偉大な献身を知る人、価値ある志のためなら自分の身を粉にして厭わない人…結局最後に勝利の高みを極めるのは彼らなのだ。最悪、失敗に終わっても少なくとも全力で挑戦しながらの敗北である。彼らの魂が眠る場所は、勝利も敗北も知らない冷たく臆病な魂と決して同じにはならない。

It is not the critic who counts; not the man who points out how the strong man stumbles, or where the doer of deeds could have done them better. The credit belongs to the man who is actually in the arena, whose face in marred by dust and sweat and blood; who strives valiantly; who errs, who comes short again and again, because there is no effort without error and shortcoming; but who does actually strive to do the deeds; who knows great enthusiasms, the great devotions; who spends himself in a worthy cause; who at the best knows in the end the triumph of high achievement, and who at the worst, if he fails, at least fails while daring greatly, so that his place shall never be with those cold and timid souls who neither know victory nor defeat.

心に残ることば:The Man in the Arenamaclalalaannex.wordpress.com

全文は以下から。

www.theodoreroosevelt.org

このメッセージは、オーストラリア横断マラソンでリタイヤになった時に送られてきたものです。当時はよく見ていなかったから、今回片づけていて初めて目にしたメールメッセージでした。ルーズベルトがどういう人物かは置いておいて、このスピーチは心に刺さりました。自分が走ることで、周りに多少なりとも良い影響を与えたのなら、価値のあることだと思いました。

まだまだ走り続けます!

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櫻井要のオーストラリア横断日記