sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#180 トランスオーストラリアフットレース:Day51

【オーストラリア横断日記】

 

2001年 2月25日(日) 雨・曇り・晴れ 

Halls Gap~111号~Stawell~A8号~Ararat~Buangor

 Day51 

ステージ距離:79.0km/総距離:3388.9km タイム6:47:43 

3位

 

朝スタートの前、ガソリンスタンドのところからカンガルーが飛び出てきた。

スタート時の告知は74km、実際は79kmだった。

 

Halls Gapは小雨、この大会で初めてロングスリーブTシャツで走りだす(途中で半袖シャツに着替えた)。

みんな(Kruglikovを除く)疲れているのか、見た感じ走りに精彩がない。

 

昨晩、BraianがBarに1人飲みに行ったまま帰りが遅く、由紀さんがわざわざ探しに行き、2人共朝まで戻って来ず。Mickは「No crew today!」と言って、僕と顔を見合わせる。由紀さんは車で出かけて行き、朝ごはんの食料が車に積んだまま。で、Mickにシリアルを分けてもらい朝食を済ませた。食後のコーヒーを飲んでいると、Braianと由紀さんが戻って来た。Mickは何事もなかった風にBraianと会話しているが、由紀さんと僕のほうは、ギクシャクして何とも話しづらい雰囲気が漂う。ともあれ、クルーが戻ったことでランに集中できるから良しとする。

 

朝ごはんのシリアルに牛乳を使い過ぎたためか、昨晩ピッツァを食べ過ぎたためか、走りだしてすぐの、まだ暗いうちにトイレに行きたくなったが、真っ暗で適当な場所がわからないから、明るくなるまで我慢する。それで1回目のトイレストップ、この間にドイツのMarkusに抜かれて8番手に。今日は、全部で3回トイレストップが入る。走りにキレがなく、3.5kmごとのエイドを頼りに、次のエイド、次のエイドと短い目標設定で進む。

 

Stawellの町へと向かうA8に入る。交通量が多い幹線道路に戻ってきた。全然ペースは上がらないが、他のランナーも同じ感じで、すぐ前にMihaly、Wolfgang、Mickの3人が一緒に走っている。そのグループから離されないように走りつつ、3人はそんなに速いペースではないため、Araratの町で追いつこうと目標を定める。42km(3:48かかった)でついに3人に追いついた。耐え忍んでようやくって感じ。Mihalyが「Dusanは、かなり前のほうを走っているみたいだね」と話しかけてきたので、「明日はリベンジだね!」って切り返したら、笑っていた。

レース終盤を迎えて、手作りの距離表示

レース終盤を迎えて、手作りの距離表示

そのDusanは50kmの手前で発見。Mihaly、Wolfgangと僕の3人のペースが上がる。3人の中で、僕はちょっときつくて下がり気味だったが、Dusanが近づくに連れて調子アップ(多分気持ちの問題)。Dusanがエイドで歩いているところを、3人で抜いて行く。このタイミングでさらにペースアップ、1人抜けだす。勝負どころでは一気に決める。Araratの町中もハイペース維持、1km5分を切るペースを続けられる限り続ける。後ろを振り返ることもなく、気を抜かず走りに走る。メルボルンまでのkmポストがいよいよ200kmを切った。それが励みになる。上り坂では、みんながきついのを逆手に取るように、差をつけるチャンスと踏ん張る。74kmのステージが突然79kmに変わったが、気にせず走る。Buangorの集落がゴール、3位だった。きついステージだったが、頑張れるときに全力を出し切るスタンスで。

 

Beaufortまで20kmのドライブ、町に入ってすぐのホテルに泊まる。30Aussie$。

外は日射しは強いが、なんとなく秋が近いなと感じさせる風。エアコンはもういらない。

 

今日、日曜日はホテルのレストランではディナーをやらないということで、外に出るがピッツァしかなくて、2日続けてピッツァになった。Barでジョッキのビール、うまい!

レストラン併設のバー

レストラン併設のバー

走っているときに、後頭部を虫(蜂?)に刺されたみたい。

 

<続く>

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櫻井要のオーストラリア横断日記