sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#74 オーストラリア横断マラソン④

ウルトラマラソンみたいに長時間走る、あるいは長距離サイクリングみたいに長時間自転車に乗る、そんな時足先が圧迫されたり蒸れたりすると、足指の間や指先に血豆が出来ます。要因は、足に合わないシューズ・靴下の素材・気候などが考えられます。同じ箇所に刺激が繰り返されると、摩擦熱で水膨れになり、その部位が内出血していると血豆になります。できやすい人とできにくい人がいるようで、体質も要因の一つでは、というのが持論ですが、僕は血豆に関しては、幸いに「できにくい人」で助かっています。もし、血豆が出来てしまったら、つぶさずにしばらく走るのを休んで、溜まった水分が体内に吸収するのを待つのが正論です。2~3日で引くと思います。

 

ですが、連日走り続けるオーストラリア横断マラソンの時は、休むことが出来ないので、一度血豆が出来てしまうと、治る時間の余裕はなく、日に日に部位が広がり、足裏全面にまで広がっているランナーがいました。それが致命的理由で、リタイアせざるを得なくなったランナーがいました。見ているだけで痛々しい足でした。

こういう非日常な時のための「血豆対処法」です。一般的ではないので、自己責任になります。イソジン(うがい薬)を使います。消毒した裁縫用の針に木綿の糸を通して、糸にイソジンを含ませて、血豆にブスッと刺してから糸を通して血を抜きます。水分を抜いたら、イソジンを開いた穴に塗って絆創膏を貼ってお終いです。こんな処置をしなくて済むように、足に合ったシューズと、通気性の良い靴下をそろえておくのが良いと思います。靴下は時々替えて走るのも良いと思います。足指の間の滑りを良くするためにクリーム(クレイクリーム)塗ったりもします。

オーストラリア横断マラソンでは、シューズの先端をカットして走るランナーが多かったです。↓↓

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シューズの先端をカット

この足のモデルは、Georgs Jermolajevs↓↓

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リタイアした後の数日間、応援に回る。

オーストラリア横断マラソンの時は、走って痛めた部位は、走りながら治していく感じでした。最後のダメージ(疲労骨折)はさすがにそれは通じなくてダメでしたが。折れたのは休ませないと治らないです。でも、休ませれば元に戻るのが(時間はかかりますが)体の凄いところ。

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櫻井要のオーストラリア横断日記