スティールマンの後、カナダ・モントリオールへ移動。グレイハウンドのバスに乗り国境越え。Brattleboroのバス乗り場まで、トシコさんに送ってもらいました。ハワードジョンソンというカフェショップに連れて行ってもらい、モーニング(breakfast)コーヒーと、ドーナツかデニッシュか何か(?)食べました。来た時は1人も知り合いがいなくて、心細く歩いて移動していたのが、その日は車で送ってもらえて感謝です。しかも、モントリオールのバスステーションには、お迎えが来てくれる手はずになっていました。トシコさんが、モントリオールの大会主催者フィリップさんに電話してくれてて、日系人協会のつてで、現地滞在中の日本の方を、バスステーションまで寄越してくれることになっていました。さらにその方のアパートに泊めてもらえることにもなっていました。大変親切にしてもらったのに、その日本人の方の名前は忘れてしまいました。
カナダへの国境越えは短い時間で終わり、モントリオールまでは、バスの中で寝ていました。
大会は80kmの自転車レースから始まります。いきなり集団走行の自転車レース、ハイペースの先頭集団についていましたが、折り返しの辺りでは第3集団くらいに落ちていたと思います。普段単独走行ばかりで、集団走行に慣れていないため、どうしても前走者との間が開いてしまい、ドラフティング効果(風よけ効果)を上手く使えず体力の消耗が激しかったです。途中、後続のライダーの前輪が僕の後輪に接触して落車が発生したようで、なんとなく罪悪感を持ちました。
バイクフィニッシュが何位くらいかわからないまま、ランへとトランジション、ランは20km。夏とはいえ肌寒く、なかなかペースが上がらない中、全体の15位でゴール。
スイムがないと、海外の選手に交じっても、そこそこやれることがわかりました。逆に言うと、スイムを鍛え直せばトライアスロンで上位に行けると確信した瞬間かな。
モントリオールの町は、フランス語圏でちんぷんかんぷん。英語だと書いてあるのを読むのは、辞書使えばある程度わかるけれど、フランス語はちっともわからず。ここでの一番の思い出は、クロワッサン!町のパン屋さんで買ってきたクロワッサンを軽くオーブンで温めたのが、最高に美味しかった。クロワッサンの概念が変わるほど。さすがフランスの食材と思いました。あとアイスクリーム、ホワイトルシアンというフレーバーを初めて食べて、これも美味しかった。僕には嬉しい山盛りのアイスクリーム。
海外でわざわざ日本食を探して食べる気が知れないと、この当時は思っていました。(それは今も思っているから、あんまり変わっていない)
そこの土地のものは、そこで食べるから一番美味しいと思っています。たとえジャンキーフードでも。
*さらに続く。