sakaname’s blog

日頃のランニングやサイクリング、トレーニングをメインに、今読んでる本の事など綴ります。

#41 RIFプロジェクト

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We Run for Investment in our Future 未来への投資のために走る。

runのR、investmentのI、futureのF、頭文字を繋げてRIFとしました。

その第1回目の企画が、これ↓↓↓

 

RIFプロジェクト概要

<ランニング&ビーフフェスタin段戸山>

段戸山麓駒ヶ原地区の活性化を目的に、時に厳しい自然と対峙しつつ、この地に入植した人たちとの交流を図る。

過疎化・高齢化が進む日本の地方集落が「生き残る」には、「何を」「どうすれば」変わるのか、その試みの一つにする。

「千年の森」の考えを共有。

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何故ここを選んだか?

そもそものきっかけは、アウトドアコーディネーターの洞口健児氏から、「段戸山の近くに、良いところがあるから一度行ってみない?」とお誘いを受けたから。僕たちが企画し始めた青森一周サイクリングの相談を兼ねて、岐阜の洞口家に初めて訪ねた時(2020年2月)のこと。洞口氏は、アウトドアコーディネイターとして、クロスカントリー、自転車、ラン、カヌー、などのイベント開催を通して、その地の自然環境に相応しい楽しみ方を提言・具体化してきた方。乗鞍スカイラインヒルクライムを始め、白山スーパー林道サイクリング、サロモンクロスアドベンチャーツアー・オブ・ジャパン全8ステージのうちの3ステージ(飯田、美濃、いなべ)等々、アウトドア関連の仕事のプロフェッショナル。

 

そんな洞口氏は、僕の妻が勤めている保育園の庭の造成・管理もされていて(実に多才)。そこでの妻との会話の中から、僕が2003年の「さくら道ネイチャーラン」(名古屋城兼六園250kmのウルトラマラソン)で優勝したことを聞き、なんと洞口氏もその大会に関係していたことから「一度会ってみたい!」ときっかけが生まれた。そんなご縁からお会いすることができた。

 

その洞口氏が農水省から派遣されて出向いた先が、段戸山麓駒ヶ原。竹内氏経営のたけうち牧場とステーキハウス「ばんじゃーる」の経営指導に伺ったのが、お二人のご縁。

以下、洞口氏のお話。

「何度か、たけうち牧場にお邪魔して、段戸牛ステーキを食べながら、色々なお話をさせていただき、また周辺の森も案内していただきました。そして、この駒ヶ原一帯が魅力ある自然空間であることを知りました。特に、黒田湖の外周道路は自転車やランニングのいいコースになると直観、閃いた次第です。」

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こうしてご縁がつながって行く。洞口氏から、たけうち牧場の竹内氏(駒ヶ原地区の区長さん)を紹介していただいた。洞口氏同伴のもと、駒ヶ原を訪れ、「ばんじゃーる」でステーキを食べ、黒田湖を案内してもらった。11月という紅葉の季節に重なったこともあり、「名古屋の近郊にこんないいところがあるんだ」と気に入ってしまった。もちろん大好きな牛サーロインステーキ350gの力も、行動を加速させた。早速、次の週末に時間を作り、車にロードバイクを積んで、黒田湖の周りを走行。車で案内された時以上に、「良いコースだな」と実感。但し大会・イベントをするのに自転車、特にロードバイクはスピードが速いため、道路の閉鎖をしないと難しいかな、と感じたため、まずはランニングのイベントにしようと考えた。いずれは自転車を使ったイベントも視野に入れつつ。

大まかな構想を竹内氏に聞いてもらい、賛同を得られたので実際に行動開始。まず地域の人たちに話す機会を作って頂く。12月8日に最初の顔合わせ。早めに現地入りし、GoPRoを頭に付けて、動画撮影しつつ黒田湖を1周走る(今回はランニング)。日が落ちてしまい(そのお蔭で、オレンジ色の太陽の日の入りに遭遇、得した気分)、後半の映像は暗くて見えない。明るい時に撮り直し。実際に走ってみると、アップダウンが多く、結構ハードなコースだった。チャレンジするには良いし、トレーニングには最適と改めて実感。

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 『ウルトラマラソンや長距離サイクリングを長年続けてきたアスリートとして、その活動の源である「身体と心」を支える重要なもの・ことには、「食」「鍛錬」「水」「環境」「応援者」などなど、がありますが、ここにはその多くが揃っています!』

 

最初の顔合わせでは、自己紹介から始まり、今までやってきたことのうち、アメリカ大陸横断自転車レースとオーストラリア横断マラソンの話しから、カイロプラクティック整体院を始めたきっかけなどを聴いてもらう。強調したかったのは、単発のイベントなら、やる意味があまりないということ。「千年の森」という植林地帯がこの地にあり、走っている時にその前を通ったら、これこそが「キーワード」だと閃いた。1世代はたかだか60年くらいだから、「千年」は10世代以上、そこを見てやるような気持ちで進めようと思う。物事が、何でも簡単に短時間で出来てしまう今だからこそ、その対極の「時間」をかけて熟成させることだって大切だよ、というところが見直せたら、意義深いと思う。ウルトラマラソンは、「時間をかけて」自分と対話する面があり、千年の森との親和性は高いと思う。

 

私がレースに頻繫に出ていた頃(20年以上前)、この近隣の茶臼山高原や、大多賀、設楽町の一部には、よくトレーニング(バイクライド)に来ていたが、幹線道路から少し離れている段戸山麓には来たことがなかった。僕と同じように、ここまで足を運ぶアスリートは、それほど多くないと思う。そんな人たちが立ち寄る「きっかけ」にもしたい。大がかりなレースをやる前に、まずはトレーニング拠点としての段戸山麓の紹介をしつつ、先々は奥三河全体を巻き込んだイベントに育てて行きたい。

 

 

「主催RIF・櫻井から一言」

この大会は、レースのようにスピードを上げて走るのも良いし、風景を見ながらゆっくり走るのも良いです。各ランナー独自の楽しみを見つけて欲しいです。但し、交通規制はしていません。車・オートバイ等には十分注意し、左側通行をお守り下さい。(何回か試走していますが、交通量は極めて少ないです)

決まりごと(ルール)は、①黒田湖の周回9.2kmのコース(反時計回り) ②1人で走るソロの部は5周46km、もしくはのんびり1周9.2kmファンラン&ウォーキング。リレーの部は5周46kmをチーム内で割り振る。(但し1人最低1周は走ること、ランナーの交代は設置されたリレーゾーン(「スタート&ゴール地点」に設けます)内で行うこと。③制限時間は6時間 ④特別ルールとして、【その1】制限時間の6時間を越えた時点で、周回途中を走っている場合、そのまま走り続けてゴールすること。ゴール記録は残ります。(自力で戻ってくる)【その2】例えば5周回を4時間で走り終えて、さらに走りたい場合、ゼッケンを外してもらえれば制限時間内は走り続けてOK。(その部分の記録は自己管理)⑤エイドは、コース上に2カ所、スタート&ゴール地点のばんじゃーる前(水・スポーツドリンク・バナナ)と3.8km地点の千年の森前(水・スポーツドリンク)に設置します。スペシャルドリンク等必要があれば、各自ご用意下さい。ばんじゃーる前に置くスペースを設けます。取り間違いを防ぐため、ゼッケン番号記入をお願いします。⑥地域内の方々の協力の下、初めて開催します。この地域の年中行事として定着することを願っています。参加するにあたり、今後の地域活性化を念頭に置いていただければ幸いです。

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櫻井要のオーストラリア横断日記